私の好きなピアノ曲 ベルグ ピアノ・ソナタ

最初にこの曲を聞いたときに、私はビル・エヴァンスの演奏かと思いました。

この曲は、アルバン・ベルクという作曲家が、20世紀の前半の作曲界のムーヴメントの最先端として作った曲です。

ヨーロッパの芸術としての音楽は、教会音楽の旋律を組み合わせた対位法から、やがて和声と言う概念が取り入れられ古典音楽へと進歩していきました。その後200年間は旋律を主体にしたり、大規模にしたりとロマン派に進んでいきましたが、音楽の根本的な和声や旋律の「文法」には変化がありませんでした。

そして、その文法を使って先人の天才たちが作れるものは全部作って、もう新しいものが作れなくなった20世紀、その文法を全否定して始まったのがベルクたちの音楽です。

ビル・エヴァンスはモード・ジャズの代表的なピアニストです。ジャズも、バップという従来のコード進行とコードの中の音だけを使うアドリブ演奏の限界を迎え、1950年代後半から斬新なコード進行やコード以外の音も取り込んだ旋律=モードを使った演奏が始まりました。

前者の第一人者は、ジョン・コルトレーンでその独自のコード進行は、ベルクと同時代に民族音楽を元に斬新なコード進行を試みたクラシック界の天才バルトークと似通っています。後者の第一人者は、マイルス・ディヴィスやビル・エヴァンスです。音をコードで規定することなく、コードの基音や属音に関連する音も含むモードにコードを開放してより自由度の高いアドリブを可能にしました。

違う時代に違うところから進歩した音楽は、実は似通っていたのです。結局は、人間が考えることっていうのは限りあるものかもしれません。

そんなに難しい曲ではないですが、名手 マルカンドレ・アムラン によるベルグのピアノ・ソナタ

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紺碧の宵 Game of Thrones  聖地巡礼Part2

Game of Thrones の聖地巡礼 マルタ島イムディーナ

ゲーム・オブ・スローンズ、エピソード1によく出てくる広場でございます。場所はマルタの古都イムディーナの城塞の中です。

この場所は迷路の奥になっていて、たどり着きにくい場所です。場所はカテドラルの正面あたりの迷路から入り込みます。ガイドブックにもグーグル・マップにも載っていませんし、看板も立っていませんから、行きたい方は苦労して探して下さい。

ドラマの埃っぽく荒々しい中世の場面とは違い、夜は静謐が支配します。

ところで、この宵闇が迫る空の色、加工もなにもしてません。撮って出しで、実際こんな色です。本当に真っ青から藍に変わっていくんですよ。湿度の加減ですかね?日本では見られない色です。

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