ヴィオラの名曲 ショスタコーヴィッチ ヴィオラ・ソナタ

卓抜した作曲技法と知性を兼ね備えたショスタコーヴィッチが人生の最後に選んだ楽器がヴィオラ。ショスタコーヴィッチは体の状態から死期を悟っていたはずだ。そこで、選んだのが、この前も書いたように、ブツクサと独り言を言いながらキレてるような音の楽器です。

最晩年のショスタコの作品は弦楽四重奏曲の15番といい、「墓場の音楽」と揶揄される陰キャを通り越したもの。ただただ消えゆくような孤独の中で歌われる。

ショスタコの友人であり初演も多かった名指揮者のムラヴィンスキーは、音楽に関しては 厳格で、指揮の最中も眉一つ動かさない。その彼が、ショスタコの死後初演されたこの曲を聞きながら、コンサートホールでひと目も憚らず子供のように泣きじゃくったという。

「ソ連」生まれの歴史的な名演奏家のコンビでどうぞ。

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ヴィオラの名曲 シュニトケ ヴィオラ協奏曲

ヴィオラは地味な楽器です。ヴァイオリンのように輝かしい音色があるわけでもなく、チェロのように深い音と、演奏そのものが景色になる存在感があるわけでもない。体格の小さな日本人なんか持ったら、大きすぎるヴァイオリンになって、めっちゃブサイクです。そして、籠もっては曇ったような音。私達がブツクサ少しキレ気味に独り言を行っているような音色です。

ヴィオラはソロで扱われることはほとんどなく、オーケストラでもリズムを刻みリフを弾くというサイドギターと同じ扱いです。一番ひどく扱った戦犯はベートーベン。まるでリズム楽器の待遇です。

その少しキレ気味の内省を、ヴィオラの音色で表現した名曲。決してヴァイオリンの真似をして派手に行こうとしなかったのがエラい。

シェーンベルクとショスタコーヴィッチを足したような、面白いが新しさはない安定したカンニング竹山のようなキレ芸。

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