チェロの名曲 part2

チェロの名曲というとバッハの無伴奏の他、ドヴォルザークの協奏曲を上げる方も多いと思うが、それって「名曲100選」とかに載っている受け売りだけではないんだろうか。

ドヴォルザークなどは、やはりチェロの鈍重さから抜け出せずに、ヴァイオリン協奏曲のほうがよほど良い出来だが、こちらはソロ楽器として通用するのでハイドンから、ベートーベンやブラームスはもとより、20世紀のバルトークやショスタコーヴィッチに至るまで名曲目白押しでそれ程目立たない。

チェロ協奏曲の筆頭としては、チェロの深い低音を生かしたショスタコーヴィッチの2曲、とりわけ2番が素晴らしいと思う。もう陰キャの極楽であリましょう。この動画、チェロを全面に出さずオケと一体になって、オケの音の中で深い低音が沈潜する演奏になっている。録音の加減もあるのだろうが、それがまた素晴らしい。

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