マルサックスロックの魚市場と円安

毎週日曜日の午前中に開かれます。マルタではものすごく有名で、どのガイドブックにも載っていますが、正直大したことはありません。

魚屋は端の10軒ほどだけで、しかも大きな魚を扱っている店がほとんどない。後は八百屋に土産物屋や雑貨屋です。これなら、シチリアのカターニャの魚市場のほうが見応えがあります。カターニャでは名物のカジキの頭を落として、長いクチバシ付きで置物のように置いてあり、またイタリア語の独特の大声の呼び込みが響き渡り独特の雰囲気です。

マルサックスロックはマルタにしたら大きな町です。けどスーパーがありません。近所の街にもミニコープみたいなよろず屋があるだけです。この青空市場は観光客相手だけでなく、地元の重要なインフラでもあります。

そういう国と日本は給与水準も物価も同じなわけです。日本の経済が30年間停滞しているからと言っても、おかしくありません? 日本で言えば1960年代後半から70年代前半のレベルです。30度を超える気温で数時間放り出されてる魚食う気します?

こういう統計はインフレ等も勘案しながらドルベースで算出されます。しかし、その統計を歪めるほどの円安政策による国民の窮乏政策の結果だと思います。でないと開発途上国の庶民が日本に来てバカ買い・バカ食い出来ない。

高級店でバカ食いする外国人を横目で見ながらコンビニ弁当を食う日本人が、こんな円安でしか利益が出ず儲けた大金は社内留保と国外投資に使うトヨタなんかを崇めているのは滑稽です。

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